みなさんこんにちは。
2023年1月19日の「奇跡体験!アンビリバボー」で、山梨県の山中湖畔にあった秋田山荘で10人が死亡していた事件が取り上げられます。
この事件は1962年に起こり、当時日本中総探偵になったと言われています。
そこで、この秋田山荘事件のネタバレを調査してみました。
- 秋田山荘事件のネタバレ
- 秋田山荘事件の真相は?
- 秋田山荘事件の犯人は?
これらを確認します。
秋田山荘事件のネタバレ

- 事件があった日:1962年9月12日
- 場所:山中湖畔から500mほど離れた小高い丘の雑木林の中にあったバンガロー風の山荘
- 東京の金融業者の岡部よしおさんが所有
- 亡くなった人:岡部よしお、バーリスボンのママ鈴木富久子、土建業者の安藤ゆり、リスボンのバーテン4人とホステス3人の計10人
- 死亡原因:一酸化炭素中毒
初めに塗装業者が9月12日の朝9時頃、秋田山荘に来て、屋根の上で仕事をしました。そして午後18時半になり、山荘内で電気がついたのを確認しました。
翌9月13日の朝10時に大工の岸田さんが秋田山荘に来て、声をかけたが返事がありません。
10時20分にもう一度行ったところ、火が上がっているのを発見、消防に電話しました。
11時 消火、死体発見
最終的に解剖の結果、風呂の空焚きで一酸化炭素中毒が発生し、知らぬ間に一酸化中毒になって身体の自由が効かなくなったところに火事になったとわかりました。
それでは、詳しく見ていきたいと思います。
秋田山荘事件の真相は?
秋田山荘事件は、かなり長いこと報道陣が事件説を主張し続けたそうです。
警察の最終発表があってからも、殺人事件だと疑う人が多かったのです。
凄惨な現場
遺体は黒焦げで炭のようになっているものも多く、頭が割れていたり、身体に切り傷があり血を流している人もいました。男か女かも判断が難しい状態だったということです。
そのため警察は初めのうち、誰か犯人が殺人を犯してその後放火したと考えていました。
何故秋田山荘事件は謎の事件だったのか?
この原因は、人間関係があまりにも複雑だったことがあります。
- 秋田山荘の持ち主の金融業者の女性関係がいくつもあった
- リスボンのママの縁者に殺人事件の容疑者がいた
- ホステスの1人に地元の暴力団組員の愛人がいた
この事件は謎の事件と言われ、日本中の人たちが解決するべく頭を絞っていたのだそうです。
誰かが殺した後に放火したのではないかと考える人が多かったようです。
解剖結果や、風呂の燃焼実験が終わり、一酸化炭素中毒で亡くなり、その後空焚きのために火事になったという結論が発表されても、納得のいかない人たちが多くいて、いつまでも殺人事件だったという人がいたということです。
山荘に来る持ち主と客たち
9月12日に東京から秋田山荘の持ち主の岡部よしおと、建築業者の安藤ゆりが岡部氏の愛人が富士吉田市でやっているバー「リスボン」に来ました。
そこの従業員と岡部氏の愛人のママ鈴木富久子と全部で10人で岡部氏の秋田山荘へ行くことになりました。
午前3時にリスボンをタクシー2台で出る
午前3時半に秋田山荘に到着する
という時系列になっています。そして朝の9時にペンキ屋がきて、屋根を塗って帰るときに秋田山荘に電気がついているのを確認していました。
風呂に入る

全員ではないが、秋田山荘到着後、数人が風呂に入ったと見られ、その時に風呂を沸かしていたのをそのまま止めずに全員眠ってしまったと考えられています。
そして顎の下で拳を突き合わせて死んでいる死体の原因は、まだ生きているときに身体を焼かれた時に息ができない苦痛や、筋肉収縮によってこのようなポーズ(クラウチングまたはボクサー型焼死体という)を取ることが多いとわかりました。
そして現場に赤い血液が散らばっていました。死後に焼かれる場合、血液も黒くなるため、これは焼かれる前の血液だとわかります。
そして顎の下でこぶしを突き合わせていることや、血が赤いことから、一酸化炭素中毒か毒(青酸)で死んだとわかりましたが、その一酸化炭素が出た場所を調べると、風呂が焼け焦げているのが見つかりました。
青酸は解剖の結果見つかりませんでした。
風呂桶のバーナーは、真ん中に点火に使う道火用の小さなコック、左右にバーナーへ通ずるガスを開閉する大きいコックが、それぞれ付いているタイプだった。
http://chikuan.asablo.jp/
ところが、左側バーナーのコックが、ほゞ完全に閉じられているのに、道火用は全開、洗い場に近い右側バーナーのコックは45度くらいの角度で半開きになっている。
まだ都市ガスがゆきわたってない時代である。プロパンガスが盛んに使われていたが、ガス漏れ検知のための匂いをガスに混ぜてないものもあり、漏れたガスに引火・爆発したり、不完全燃焼で一酸化炭素中毒を起こしたりする事故が、かなりひんぱんに起きていた。
この火事が実際にどのように起きたのかを調べるため、燃えたのと同じ風呂釜と浴槽を用意し、実験を行なっています。その時使用された風呂釜と浴槽が次の画像になります。

この事件現場では、浴槽には濁った水が少し残っていたそうです。そして焼け残った浴槽の淵は燃えてギザギザになっており、浴槽は洗い場の床から下の50cmくらいを残して燃えてしまっていました。
そのため、火事になったときはもうかなり水が減っていたとわかりました。
秋田山荘事件の犯人は?
犯人は一酸化炭素中毒です。一酸化炭素中毒で身体が動かなくなってきたところへ火が周り亡くなったと解剖の結果見られています。
風呂場にガスを外に出す排気筒がなかったため、ガスが家の中に溜まり、それが広がってみんな一酸化炭素中毒になったのです。
この秋田山荘は、洋室1、和室2、キッチン、風呂場、トイレでできていましたが、洋室で2体、3畳の和室で3体、4畳の和室で4体、キッチンで1体の遺体が見つかっています。
そして風呂の燃焼実験などから、風呂を焚き始めてから13時間半後に空焚き状態になるとわかりました。
また、火事になると色々なものが落ちてきて、柱に頭を直撃されて熱のために頭が割れることはよくあるということで、頭が割れた死体は火事のためだったとわかりました。

塗装業者が確認した電気が夜ついたというのも、火事で天井に火がまわった際に電気がついたと考えられ、火事がもっと早く始まっていたという結論になりました。
「風呂釜の内部のパイプが焼け崩れており、少なくとも1000℃以上の高温が、かなりの長時間にわたって続いたとみられる」
http://chikuan.asablo.jp/
さらに、12日の朝屋根にペンキを塗った塗装業者が、次のことを証言して火事が12日の午前中から始まっていたとわかりました。
「そういえば、屋根に登ってペンキを塗っていると、朝のうちで曇りなのに、地下足袋の裏がやけに熱かった。夏のカンカン照りだと、こういうこともあるんだけど、涼しいのに変だなと思ったな」
http://chikuan.asablo.jp/
火事は風呂釜から始まり、その熱さから天井や壁紙に火がつき、天井裏から内部全体に広がったと結論づけられました。
まとめ
今回は、山梨県山中湖畔にあった秋田山荘で10人死亡者が発見された事件について調べてみました。
- 秋田山荘の持ち主や、来ていた客人には複雑な人間関係があり、殺人放火事件ではないかと疑われた。
- 風呂が空焚きになり、一酸化中毒で身体が動かなくなったところに火がまわり皆死んでしまったと考えられる。
コメント