12月28日放送の【ありえへん∞世界】で、全米最悪の冤罪事件と呼ばれた「アンジー・ドッジ殺人事件」が取り上げられます。
「全米最悪」と呼ばれるまでの事件、どんな話で何があったのか気になりませんか?
そこで今回は、この事件の詳細を調べてみました。
- アンジー・ドッジ殺人事件とは?
- クリストファータップが冤罪で逮捕
- シーシー・ムーアが真犯人特定
- クリストファータップの現在は?
アンジー・ドッジ殺人事件とは?
- 事件日:1996年6月13日
- 被害者:アンジー・ドッジ(18歳)
- 冤罪人:クリストファー・タップ
- DNAは一致しなかった
1996年6月13日、米アイダホ州で当時18歳だったアンジー・ドッジさんが無くなりました。
遺体は複数個所に傷がありました。想像するだけで恐ろしいです。
事件から約半年後、現場に残されていたDNAが一致していないにもかかわらず、当時19歳だったクリストファー・タップさんが逮捕されました。
クリストファー・タップが冤罪で逮捕

- クリストファーは無実を主張した
- 3週間に及ぶ取調べ
- 嘘発見器検査は7回実施
- 嘘の自白をさせられた
- 冤罪で20年も服役
彼は警察で、たった3週間に及ぶ取調べを受け、7回も噓発見器で検査されました。
彼は当時の精神状態をこう語りました・・・
【雪塊が斜面を転げ落ちてくるかのような行き場のない怖さを感じ、脅され、強制され、結局自分はその雪に潰されてしまった】
テレビドラマなどでもよく「強い脅しの取調べ」が描かれているのを見かけますが、まさにそれ、いやそれ以上の凄まじさなんだろうなというのが浮かびます。
真犯人はどうやって見つかったのでしょうか。
シーシー・ムーアが真犯人特定
- 被害者の母親がクリストファーを助けた
- 被害者の母親は真犯人が別にいると予想
- シーシー・ムーアが犯人を特定
- 真犯人:ブライアン・レイ・ドリップス(画像)
2019年5月16日、アイダホ警察のジョンソン署長はDNAが一致した男をようやく発見して逮捕したことを世界に発信しました。
なんと、この事件が解決されたのはアンジーさんが亡くなってから23年後のことだったそうです。
事件解決方法

この事件では、シーシー・ムーア(遺伝子系譜学者)が事件解決を助けたそうです。
シーシームーアは一族の血統を示す『系図』と公開データベースを使用して、多くの未解決事件を解決へ導いてきた凄腕の遺伝子学者だそうです。
この事件では、容疑者特定の決め手になったのがこのデータベース検証でした。
現場にあったDNAと一致する親族を探し出して犯人を絞り込んだようです。
これによって、クリストファーの遺伝的証拠は覆り、新たにブライアンと言う真犯人が浮上しました!
ブライアン・レイ・ドリップス :現在と経歴
- 名前:ブライアン・レイ・ドリップ
- 年齢:55歳
- 結婚:1995年
- 離婚:2002年
- 判決:終身刑
- 生存:不明
ブライアン・レイ・ドリップスは1995年に女性と結婚していましたが、薬物所持などで2002年には離婚しています。
事件逮捕後は終身刑を言い渡されています。
クリストファーが20年以上も無実の罪で服役した事を踏まえれば、最低でも20年以上の服役は絶対だと判決が下ったようです。
これだけの事を起こしたのだから、一生出てこれなくても致し方ないでしょう!
母親の葛藤

当初、アンジーさんの母親はクリストファーさんに憎しみと怒りをぶつけていたといいます。
娘を失った悲しみや怒りが犯人だと思われる人物に向けられるのは当然ですよね。
しかし、月日が経過して冷静になると、途中から警察の捜査の矛盾に気が付くようになりました。
無実の人間が逮捕されているかもしれないと思うとやり切れない思いになったのでしょう。
その後、彼の無罪を確信した母親は、無罪を証明するために奔走したそうです。
娘を失ったのに犯人と呼ばれていたクリストファーさんの容疑を疑問を持った冷静さは尊敬しかありません。
私だったらきっと、犯人が誰かや捜査が正しいのかなんて気にしていられる余裕はないと思います。
「真実を知りたい」と思うことが彼女なりの愛情なんでしょうね。
温かいようでつらい、複雑な気持ちになりました。
クリストファー・タップの現在は?
クリストファータップの現在は結婚しており、仕事にも就くことができているようです!
一度逮捕されてしまうと、世間から冷ややかな目で見られ、事実無根でも人生で大きな障害になると思いいます。
そんな状況の中、人生を一緒に進む愛すべき人と巡り合えたことは本当に良かったと思いました!
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まとめ
今回はアンジー・ドッジ殺人事件とクリストファータップの現在、真犯人の経歴などを調べたのでまとめます。
- アンジー・ドッジが18歳で殺害された
- 当時クリストファー・タップが容疑者として逮捕
- 20年も服役したが彼は冤罪だった
- 殺害から23年後、真犯人が逮捕
- 真犯人はブライアン・レイ・ドリップス
- ブライアン・レイ・ドリップスは55歳以降生存不明
- シーシー・ムーアによるDNA系図で犯人を特定
- 被害者の母親はクリストファーの無罪証明に奔走した
- クリストファーは現在結婚して仕事もある
犯人として扱われた20年間は取り戻せませんが、これからクリストファーさんには誰よりも幸せに過ごしてもらいたいです。
そしてたくさんの人の幸せな時間を奪った真犯人には罪を償ってほしいものです。
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