みなさん、こんにちは。
連日、ネットニュースを賑わす「Colabo問題」がありますよね。
その中でも「赤い羽根募金」との関係がよくわからないと言われています。
そもそも、「Colabo問題」って一体何? と思われている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、
- Colabo問題と赤い羽根募金の関係
- 赤い羽根募金とColaboの問題点
- 仁藤夢乃とは何者なのか
- 仁藤夢乃とcolaboの資金について
これらについて詳しく調べてみました!
(この記事は、あらゆる団体に対して、いかなる違法行為を示唆するものではありません)
Colabo問題と赤い羽根募金の関係とは?

「Colabo問題」は、「一般社団法人Colabo」が東京都からの業務委託費を不正に受け取っていた疑惑があり、住民監査請求、そして住民訴訟を起こされた事件です。
そして、Colaboに赤い羽募金から、不正にお金が流れていたのではないかという疑惑もあがり、炎上しました。
しかし、この件に関して赤い羽根募金を運営している「社会福祉法人中央共同募金会」は、お金の出所は助成金である「赤い羽根福祉基金」からだと釈明しました。
【赤い羽根募金の種類】
一般的な赤い羽根募金:「赤い羽根共同募金」
2018年運用の助成金:「赤い羽根福祉基金」
そう言われても、果たして、私たちが募金したお金は正しく使われているのでしょうか?
この疑問はネットの世界での出来事だけでは収まらない、私たちの生活に密着したものです。
そこで、これがcolabo問題とどのようにかかわっているのか深堀してみようと思います!
赤い羽根募金とColaboの問題点について

住民監査請求が通り、住民訴訟を起こされるような団体に、助成金が出るそのものが問題!
今の状況ですと、ネットの騒ぎ・炎上だと軽く考えがちですが、
つまり私たちの生活そのものに関わってくる問題です。
善意であつめた募金が、変な所に流れていないか……。
看過できませんよね?
そもそも、
- 赤い羽根募金って何なの?
- Colaboって何?
- Colaboって何をして問題になったの?
と、思ったので、まとめてみました。
「赤い羽根募金」とは?

私たちが想像している「赤い羽根」 は「赤い羽根共同募金」を指します。
これは障害者や高齢者などを対象にした社会福祉法に基づくサービス提供のための募金活動です。
つまり、法律にのっとった募金ということになります。
そして、今回問題の「赤い羽根福祉基金」は「赤い羽根共同募金」を運営している「社会福祉法人中央共同募金会」は、2018年に創設しました。
つまり、私たちが思い浮かぶ赤い羽根の募金が、直接、Colaboにいくわけではないはずです。
「一般社団法人Colabo」とは?
「一般社団法人Colabo」とは、虐待やDVなどの被害に苦しむ若い女性や少女へ、
- 相談事業
- 夜間巡回、アウトリーチ
- 食事、物品提供
- 一時保護、物品提供
- 生活支援
などを支援している団体です。
いわゆる「若年女性支援団体」と呼ばれる団体ですね。
赤い羽根福祉基金の助成金は、アウトリーチ事業の一つである、バスカフェ事業に使われたとされています。
代表理事は仁藤夢乃氏です。
前身は、東日本大震災の復興支援を行う「Colabo」でした。
「Colabo問題」とは?
「Colabo問題」とは、2022年7月に暇空茜氏(本名:水原清晃氏)が、自身のYoutubeチャンネル「暇な空白チャンネル」にて、Colaboを取りあげた動画から始まります。
最初は、SNSで公開されている食事の写真が使い回しされているのではないか、活動報告書に書かれている金額と似合わない安い食事が提供されているのではないかなどの問題を指摘する程度のものでした。
しかし、暇空氏がColaboの内情を調べていくうちに、Colaboで支援した若年女性たちを労働力にしているのではないか、東京都から委託契約をめぐる不正な会計があるのではないか、その公金は一体どこへ流れていったのかなど、疑問点が大量に出てきたため、この疑惑を問題視した暇空氏は、都に対し、住民監査請求が行いました。
暇空氏は問題が大きくなりすぎて、自力では難しいと思われたのか、Twitter上で裁判費用のカンパを募り、2日で3000万円集めました。
それだけ注目度が高い問題ということなのでしょう。
今でもカンパは募っているそうで、信じられないぐらいの額が集まっています。
2023年1月に公開された結果では、大半が暇空茜氏の主張は「妥当ではない」とされたものの、そもそもの会計書類に不備があるとして、Colaboの再調査を東京都に求めました。
暇空氏は、十分な監査が行われていなかったとして、この結果を不服とし、東京都を相手取り、住民訴訟を起こしています。
実は、住民監査そのものが通ることが、2016年の舛添要一前都知事の公私混同事件以来なので、とても珍しいことです。
社会福祉法人中央共同募金会の助成先隠蔽疑惑
また「赤い羽根共同募金」を行っている「社会福祉法人中央共同募金会」が、助成先を隠蔽しているのではないか、という疑惑も浮上してきました。
私たちが募金する「赤い羽根募金」とは違うというアナウンスはされているとはいえ、実際に、住民監査請求が通り、住民訴訟を起こされている事業に関わる団体に、助成金が出ているなんて、とてもじゃないですが、信じられません。
また、助成先の隠蔽疑惑も出てきているのです。酷い話です。
様々な問題が芋づる式で出てくるこの事件は、一体どこまでいくのでしょうか?
私たちの大切な税金や募金を、雑に扱うのはやめてもらいたいですね。
それでは、このような問題を起こしてしまったColabo代表理事の仁藤夢乃氏とは一体どういう人なのか、調べてみました。
仁藤夢乃氏とは?

名前:仁藤夢乃
年齢:34歳(2023年1月現在)
生年月日:1989年12月19日
職業:一般社団法人Colabo、女子高生サポートセンターColabo代表
仁藤氏は日本の社会活動家・政治活動家として、夜の街を徘徊する少女に声をかけやときには少女達を保護する運動をされています。
実の妹は元AKB48の仁藤萌乃さんです!
一般社団法人Colaboの代表理事をつとめ、2018年から、バスカフェTsubomi Caféを導入し、都内各所を回って、少女達の支援運動を行っています。
「一般社団法人」の「代表理事」は、登記さえすれば、誰でもなれる肩書きなので、そこまですごい役職ではありません。
しかし、活動はがんばっているみたいです。
それにしても、妹に元AKB48のメンバーだったとは驚きですね!
仁藤夢乃氏・Colaboの集金力の実態とは?

Colaboは助成金や寄付金を個人・企業・公的機関など、様々なところから受け取っています。
仁藤氏の「若年女性支援」の活動はとても素晴らしいものなので、支援者も多いのだと思います。
資金力は?
仁藤氏はtwitter上で「お金がない」とよく発言していますが、Colaboの2021年の会計の書類を見ると、現金だけで約1億円、土地・建物だけで約1.9億円も持っているなど、潤沢な資金はあるようです。
また、仁藤氏はこれまでに三冊の著書を出しており、その印税も入ってくるでしょう。
講演も行っているようで、その講演料が比較的高額だそうです。
メディア露出も多く、Web記事をよく書いていたり、TVにも良く出ていたりしているので、その収入もあると思われます。
ただ、公開している会計書類の数字にミスがあるなど、どれだけの収入があり、支出があるか、分かりずらい部分もあり、素人には読みにくいです。
どのように集めたの?
福祉団体やSDGsを推し進めている団体もありますが、
かわったところでは、
- 日本たばこ産業
- 日工組社会安全研究財団
- 日本財団
などからも、助成金をもらっているそうです。
「日本たばこ産業」はCMなどでおなじみの「JT」ですね。
「日工組社会安全研究財団」はパチンコの業界団体で、
「日本財団」は競艇の収益金で様々な事業を行っている団体です。
すべて成人しかできない嗜好娯楽の分野からの助成金とは、少女支援とはほど遠い気がします。
どこか闇を感じますね。
また、個人からの寄付金や、Amazon欲しいものリストからの物品寄付もあります。
活動はとても有意義なものなので、寄付金が集まったと推測できます。
また、裁判費用として、カンパもはじめたそうです。
ここにも不正疑惑が……?

Colaboは収めている税金が非常に少ないという疑惑が出ています!
エコーニュースRの江藤貴紀氏によると、「一般社団法人Colabo」は、「非営利型一般社団法人」という取り扱いになるそうです。
基本的に「一般社団法人」は株式会社と同じような形で、税金を納めなくてはいけません。
しかし、この「非営利型一般社団法人」では、非課税の範囲が広がります。
「非営利型」になるためには、いくつもの要件を満たさなければいけないのですが、Colaboはその要件に満たしてないのにも関わらず、納めた税金が非常に少ないそうです。
この疑惑については詳細を待ちたいと思います。
まとめ
今回は、「Colabo問題」と赤い羽根募金の関係について調べました。
- Colaboには「赤い羽根共同募金」ではなく、「赤い羽根福祉基金」から助成金が出ていた。
- しかし、その助成金が正しく使われていたか、よく分かっていない。
- 「Colabo問題」とは、一般社団法人Colaboが東京都の委託事業不正疑惑が発端で炎上した問題。
- 仁藤夢乃氏は若年被害女性を支援する活動家。
- 仁藤夢乃氏、及びColaboの収入はすごそう。
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