2022年4月9日に「土曜プレミアム・世界法廷ミステリー 罪からの逃亡者」が放送されます。そこで放送されるハジへ殺人事件のネタバレをお送りします。
- ハジへ殺人事件のネタバレを紹介
- ハジヘって誰?
- ユンギルジャ(ヒョンネアン)って誰?
- 事件の背景は?
- ユンギルジャはなぜ犯行に及んだのか?
- 犯人ユンギルジャの現在は?
これらについて確認します。
ハジへ殺人事件のネタバレを紹介
2002年、韓国で女子大生ハ・ジヘさんが「朝5時半にプールに行く」と言って行方不明になりました。
頭に銃弾6発を浴びて、片方の腕だけで3箇所骨折のある状態で発見されました。捜査の結果、犯人は財閥会長夫人だった、という事件です。
今回はこれらを詳しく説明していこうと思います。
財閥会長夫人:ユンギルジャ(仮名:ヒョンネアン)って誰?
- 会長夫人の名前はユンギルジャ
※仮名:ヒョンネアン - 年齢は当時58歳
- 嶺南製粉の会長夫人
- 娘を判事と結婚させていた
まず、今回のキーパーソンである財閥会長夫人について紹介します。この財閥の会長夫人はユンギルジャという人で、財閥の嶺南製粉の会長夫人でした(当時58歳)。
娘を契約結婚で判事と結婚させたのに、仲人に娘婿が浮気していると吹き込まれ、ハジヘさんとの関係を疑い始めました。
警察や興信所がハジヘさんは無関係だと判断しても諦めずに追いかけ回し、最終的には訴えられました。自分の夫の嶺南製粉の会長がよく不倫をしていたため、被害妄想がひどくなっていたらしいです。
この妄想が切っ掛けで、犯行に及びました。
ハジヘって誰?
- 被害者はハジヘ
- 当時は有名女子大学・梨花女子大学の学生
- 裁判官を目指して勉強していた
- 娘婿とハジヘは従兄妹
次に被害者のハジヘさんについて紹介します。
ハジヘさんは、2002年、韓国の有名女子大学・梨花女子大学の法科学校に通っている学生でした。将来裁判官になるという希望を持っていたので、司法試験合格を目指して勉強していました。
彼女は会長夫人の娘婿と不倫していると勘違いされ、殺害された被害者の女性です。彼女は片方の腕に3箇所骨折があり、殴打されたことがわかっています。
その上6発も銃弾を受けていたので、ひどい状態でした。
事件の背景と詳細は?

被害者は司法試験のための勉強していた普通の学生だったが、ユンギルジャの娘婿が浮気していると思い込みんでしまったことが始まりです。
娘婿は現職の判事で、契約結婚だったためお金をもらっており、その仲人にお礼金10%を渡さなかったため、仲人が恨んで会長夫人に判事が不倫しているという情報を流しました。
もともと、ユンギルジャの夫が浮気の常習犯だった事もあり、『浮気』や『不倫』に対して思い込みが強かったと言われています。
この結果、ユンギルジャの思い込みから事件に発展したそうです。
電話での誤解が原因
ハジヘは娘婿の従兄妹にあたります。
もともと、娘婿は元カノと連絡をとっていました。しかし、これをユンギルジャに問い詰められた時、ハジヘと連絡を取ってると嘘をつきました。
娘婿は『彼女は司法試験へ受かる為、判事として働く自分によく電話をかけきた』という嘘をついたのです。
しかし、ユンギルジャはこの嘘ででっち上げられたハジヘが本当に不倫をしたと勘違いしました。
ユンギルジャはなぜ犯行に及んだのか?

ユンギルジャは出てくるわけのない証拠を探す為、2年間もハジヘさんを尾行しました。
証拠がつかめない会長夫人は懸賞金をかけてまで探したと言われています。もちろん、勘違いなので何も証拠など出てきません。
ユンギルジャは尾行をやめずハジヘさんの家族に訴えられ、裁判に負けました。
ユンギルジャは自分の夫が浮気常習犯だったため、娘の結婚を守らなければと思い込んでいたようです。
この出来事がきっかけで、会長夫人はついに犯行に及びます。
犯行について
恨んだ会長夫人はついに犯行へ及びます。
実際は自分の車の運転手をしていた甥に頼んでハジヘさんを殺害。その後、甥と一緒に犯行を行った男と一緒にベトナムに逃げて、整形手術などをして身を隠していたそうです。
金に足が付き逮捕
当時、韓国の行方不明事件はうまく解決していないものが多かった時期で、この事件も警察が犯人を捕まえたというよりは、被害者の父親の努力によって逮捕に至ったと言われています。
犯行の謝礼として大金を甥に振り込んだため、関係がわかってしまいそこから足が付き逮捕に至ったそうです。
判決

中国の協力により、海外へ逃亡した実行犯(甥との共犯者)も逮捕し、会長夫人とともに無期懲役に処しました。
しかし、ユンギルジャは刑務所には入らず、偽診断書を利用して病院の特別室にいました。つまり、彼女の刑は執行停止処分を受ける事になったのです。
この事件によって、韓国では財閥、検事、医者など、韓国で裕福な人々は、事件があっても無罪になるということが明らかになった衝撃的な事件だったそうです。
しかし、これを世論は見逃さず、韓国社会の反発によって結局無期懲役として刑に服すことになりました。
娘婿の現在は?
娘婿はその後10年間判事続けました。しかし、後に事件が公になってから、仕事を辞めさせられました。
権力というのはなんとも恐ろしいものでしょう。結局彼も浮気や不倫はしていなかったのに、判事を続けることが出来ないというとても悲しい結末になりました。
犯人ユルギンジャの現在は?
ユルギンジャは生きていれば現在78歳となります。
生きていれば、無期懲役刑のはずなのと、刑執行停止にしたことが暴露された時の韓国社会の反発から、今も刑に服していると考えられます。
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まとめ
- 娘婿が不倫していると思い込み、財閥会長夫人がハ・ジヘを殺害
- 娘婿は判事だった
- 財閥会長夫人は無期懲役になったが、刑が一時執行停止になっていた
- 金持ちは無罪になるのが韓国と言われている
すごいですねー。アメリカも似たような感じで、金持ちやセレブはなかなか罪に問われないことが多いですが、刑が執行停止になるっていうのは初めて聞きました。
日本は一流国民は別と言われていますが、まだ犯罪が公になり、罰せられることが多いのが救いだと思います。
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