『教場0 刑事指導官・風間公親』の原作ネタバレやドラマのキャストを紹介!

2023年4月から木村拓哉主演の教場シリーズで主人公の風間公親の過去が描かれる『教場0』が放送される!

知られざる風間公親の目の傷の真相も暴かれる為、大変注目されています。

今回は1足先に原作である『教場0~刑事指導官・風間公親~』の人物の相関図や内容のネタバレなどを紹介していこうと思います!

  • 『教場0』の人物相関図
  • 『教場0』のネタバレと結末
  • 風間公親の『右目』の真相
  • ドラマ『教場0』のキャスト

これらについて紹介していこうと思います!

目次

はじめに

この小説の原作は全6話から成り立っています。それぞれ個別の話となっている為、第1話~第5話までをネタバレしています。

一番注目されている風間公親の右目の傷については第6話で真相が明かされます。第6話についてはこちらで紹介しているのでこちらの記事をお読みください。

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1話ずつ詳細に書くと長くなるので各話の冒頭でざっくりとしたネタバレを書いています。詳細にストーリーが知りたい方はその先も読んでいただけると嬉しいです。

『教場0』第1話:仮面の軌跡

【登場人物】

  • 風間公親:刑事
  • 瓜原潤史:新米刑事
  • 日中弓:犯人 デパートの食器売り場に勤務
  • 芦沢健太郎:被害者 ホスト
  • 坂野:第一協同交通タクシー運転手
  • 御曹司:第一協同交通社長の息子

【事件の動機・結末】
犯人の日中は第一協同交通の御曹司との結婚が決まり、セフレとして遊んでいた芦沢と縁を断ち切る事を決意した。
話を切り出すと、芦沢は日中に対して卑猥な画像を拡散すると脅したため、彼女は殺害を決意した。
風間と瓜原は日中が犯人だと思い、捜査をスタート。
彼女を取り調べる事によって、徐々に疑いは確信に変わり、最終的には芦沢が死ぬ間際に残したタクシーを使ったダイイングメッセージであることに気づき、証拠として日中を逮捕した。

1話:人物相関図

第1話:背景・動機・犯行手口

日中は芦沢に借りがあった。以前働いていた銀行で360万円横領したことが発覚した際、その前からアプローチを受けていた芦沢を頼り、事態を穏便に済ませてもらった恩があった。

その借りを返すために体の関係を持っており、それは今でも続いている。あるパーティーの帰り、芦沢と日中はタクシーを待っていた。

その時芦沢は「パーティーでつけていた仮面をつけたまま家まで帰れたらこのタブレット端末をプレゼンをする」という旨のゲームを持ちかけてきた。日中はこの話に乗り、仮面をつけたまま芦沢と共にタクシーに乗り込んだ。

先に降りる日中が行き先をX町のXビル(御曹司の自宅)と伝えると芦沢は自分が道案内すると言う。さらに芦沢は普段の3倍時間がかかると言った。その言葉通りタクシーはかなり遠回りして進んでいるようだ。

現在日中は第一協同交通の御曹司との結婚が決まり、芦沢とは縁を切らなければいけない。

車中でその話を切り出すために芦沢に『そろそろ終わりにしない?』という文を送信した。

すると芦沢は100枚ほどの写真が表示されたタブレット端末を渡してきた。その写真はどれも芦沢と体を重ねた際に撮影されたもので、誰かに見せられるようなものでは決してない。

芦沢はメールで『画像投稿サイトにでもアップしようと思う』と脅しをかけてきた。その頃には目的地のXビルが近づいていた。するといきなりタクシーは止まり、運転手の坂野が「猫を轢いたかもしれない」といい、外に確認しに行った。

日中は今がチャンスだと思い、芦沢が胸ポケットに入れていた櫛の形を装った隠しナイフで刺し殺した。

運転手が戻ると日中は自宅付近だった為、ここで下車。また、芦沢は寝てしまったから着くまで起こさないでほしいと言い残し去っていった。

第1話:捜査・結末

芦沢の家付近に到着すると運転手は彼が殺されていたことに気が付く。急いで警察を呼び、そこに登場したのが、風間と瓜原だった。二人は運転手の坂野に事情聴取し、以下のことが判明した。

①同乗していた女性は仮面をつけていたため顔が分からない
②女性は終始手袋をしていたため指紋が一切出てこない
③シートベルトの着用を女性が被害者に注意していた
④被害者の着信音が『メリーさんの羊』だった

これら現場証拠から、タクシー運転手が自分の車で殺害を犯すことは考えにくく、犯人は同乗していた女性だと目星をつけた。

また、犯人はタクシー内にカメラがないことを分かった上で犯行に及んだと推測した。

シートベルトに固執した点やカメラがないことを分かってた点から、風間と瓜原は女性が何らかの形でタクシー会社と繋がっている可能性を考えた。

この状況証拠から風間と瓜原は第一協同交通を調査する事になる。タクシー会社の内部を調べると息子に婚約者がいる事がわかった。

この婚約者が日中だった。彼女は現在、デパートの食器売り場で仕事をしており、瓜原は客に成りすまして接触する。瓜原は以下2つを試して彼女の様子を観察した。

1.食器の赤色を血というワードで表現して表情を確認

2.食器を叩いて『メリーさんの羊』のメロディーを鳴らしてみた

この2つに日中は明らかに動揺を示した。

ここで瓜原は日中が犯人であることを確信するが、物証が無いため、風間に相談した。すると風間は地図を広げ、事件の日通ったルートを意図でなぞった。

そのルートは通常の3倍もある事が分かった。

後日警察は彼女を任意で引っ張り、警察車両へ乗せた。日中の自宅からXビルへ向かい、そこから事件の日通ったルートを逆走する形でタクシー乗車位置へ向かった。

警察車両の中で風間が犯行を問いただすと、『私はしりません』としらを切るひなか。しかし、風間はタブレットを取り出し、地図に表示されている車が通った軌跡が「日中弓」になっているのを見せた。

彼女は犯行を認めてこの事件は幕を閉じた。

『教場0』第2話:三枚の画廊の絵

登場人物

風間公親:刑事
折本尚哉:新米刑事
向坂善紀:犯人 画家
苅部達郎:被害者 歯科医
苅部匠吾:向坂の息子 高校2年生
苅部朝子:向坂の元妻 達郎の現妻

事件の動機・結末
動機は二つ
①朝子を略奪された
②絵の才能があり芸大に進むべき息子の夢を諦めさせ、無理やり自分の跡を継がせようとしている
早い段階で向坂が犯人だと目星をつけた折本と風間は死体が遺棄されていた現場の熊之背山の絵を向坂に描くよう依頼し、それをアトリエのショーケースに飾ってもらうよう頼む
その時点で向坂は自分が逮捕されることは分かっていましたが、息子の進路が気になってしらを切り続けた
しかしショーケースに飾られた熊之背山の絵を見て匠吾は芸大に進むことを決意し、それを聞いて思い残すことがなくなった向坂は自首し、この事件は幕を閉じた

2話:人物相関図

第2話:背景・動機・犯行手口

向坂善紀と苅部達郎は中学からの腐れ縁だ。向坂は若い頃から芸術家として活躍し、苅部達郎は歯科医院を経営している。
向坂善紀は朝子と結婚して、二人の間には匠吾が生まれた。

しかし、二人は離婚すると朝子は苅部達郎と再婚をした。その時、息子匠吾も母親と一緒に苅部と住む事になった。

高校2年生の匠吾は現在進路に悩んでいる。向坂からは芸術大へ、苅部からは歯科大へ進む事を期待していた。匠吾は芸大に進みたかったが、苅部の強い希望から歯科大学に進むほかないと考えていた。

匠吾の悩みをくみ取った向坂は苅部と二人で話し合いの場を設ける事にしたが、後々喧嘩に発展。向坂は勢い余って苅部を突き飛ばしてしまうと頭を打って亡くなってしまった。

向坂は息子の将来を案じて、この事件を隠ぺいしようとした。そして、遺体を土地勘のある熊之背山へ埋めてしまった。

第2話:捜査・結末

風間公親に呼ばれた新米の折本尚哉は現場の熊之背山に向かってた。しばらく続いた大雨で祠の1つが流され、その移設先として調査していた時に遺体が発見されたと言うのが今回の事件だ。

長く続いた雨のせいで現場に証拠は残っていない。遺体も頭部と手首が切り落とされているためDNA鑑定にかけなければいけないため身元の特定には時間がかかる。

風間は折本にDNA鑑定で身元が判明するまでにこの事件に蹴りをつけるよう部下の折本へ指示。そこで折本は同僚の伊上に協力を得ることにした。伊上は熊之背山がある柏塚区出身で、地域の住民をよく知っていた。

近所に死体を遺棄するのは人間の心理として考えにくい理由からので近隣の住人でないと考え折本は地元に面識のある伊上に野次馬の人物画像を確認させた。

その結果、向坂善紀の存在が発覚し、元妻は朝子、息子は匠吾であることが判明した。そして、朝子の再婚相手は苅部達郎であることもわかった。

この苅部達郎は、10月11日から行方不明になっており、遺体の右肩が下がっているという特徴は長時間治療を続ける歯科医特有のもだった事から同一人物と予想された。

折本は向坂に写真をもとに熊之背山を描いて出入り口のショーケースに飾ってほしいという依頼だし、精神的に追い詰めて自供を待つ予定だった。

しかし、風間の狙いは息子の匠吾が毎日通る通学路に父が書いた熊之背山の絵を飾らせることで匠吾の目に入るようにし、芸術家を目指す意志を固めさせる事が目的だった。

最終的には匠吾は風間の狙い通り父が書いた昔懐かしい熊之背山の絵を見て芸大に進むことを決意し、それを向坂に伝えた。息子が芸術の道を進む決意を決めた事で、心残りが無くなり向坂は自首した。

『教場0』第3話:ブロンズの墓場

登場人物

荒城達真:新米刑事
風間公親:刑事
佐柄美幸:犯人 建設業 『有限会社佐柄建設』社長
諸田伸枝:被害者 教師 研人の担任
佐柄研人:美幸の息子 翠川小学校3年生

動機と結末
美幸は愛する息子が不登校の原因はいじめだった。しかしいじめを隠蔽しようとする諸田に美幸は殺意を抱き、手にかけてしまった。
巧妙なトリックに最初は犯人につながる道を見つけられずにいた荒城だったが、昔から続く胃痛をヒントにその仕掛けに気づく。
腹痛は大概の人が鳩尾に痛みを感じるが、実際痛んでいるのは別の場所であることが大半だそうだ。このことから荒城は実際に殺されたのは別の場所であると気づき、建設業に従事する佐柄であれば銅像から本を金属用鋸で取り外し、もう一度溶接することぐらい容易であることから犯人は佐柄であることを確信する。
決定的な証拠となったのは佐柄の自家用車から諸田の額紋が検出されたことだった。

3話:人物相関図

第3話:背景・動機・犯行手口

佐柄美幸の息子、匠吾はいじめが原因で不登校だ。
担任の諸田伸枝に何度もいじめの有無を確認するも、しらを切るばかりで、美幸は次第に殺意を抱くようになった。

美幸は周到に準備を練り、綿密な計画を立てて『朝の霧が濃い日』を履こう日に選んだ。

犯行前日の夜、美幸は小学校に誰もいないことを確認し小学校に入り、ロータリーの本を持つ銅像から本を糸鋸で切り外した。

そしてバスで帰った諸田が帰りに寄るであろうコンビニまで先回りし、彼女がコンビニに入りイートインスペースでパンを食べ、出てくることを確認する。そして彼女の帰り道にある人気の少ない細い道までまた先回りし、待ち伏せした。

諸田はいつも通りその道を一人で歩き、帰路に着く。待ち伏せしているみゆきの隣を通った瞬間、美幸は先ほどの銅像の本を凶器にし、背後から諸田を殴りつけた。

意識のない諸田を車のそばまで移動させ、トランクを開ける。トランクにはすでに車内に微物が残るのを防ぐためのブルーシートが敷いてある。そのトランクに諸田を放り込み、鼓動が止まっていることを確認した。

さらに眼鏡を外し、口にガムテープを貼り、腕を背中側で縛った。涎を垂らされたり、唇紋や指紋を残されないためだ。

彼女はアリバイを作るために良く利用するゴルフ場へ訪れ閉店近くまで打っていた。途中常連客とも少し会話し、自分のアリバイを証言してくれる証人も作った。

午前4時、もう一度風呂に入り髪の毛など残さぬように身なりから靴まで完璧に整えた。

明け方になり、小学校まで車で向かう。ロータリーまで行き、銅像に本を溶接し、自分の靴と諸田の靴で争ったように地面を踏み荒らし、銅像の前に遺体を転がして置いた。

第3話:捜査・結末

風間公親から電話で呼び出された荒城達真はタクシーで現場の翠川小学校に向かった。普段から胃が痛くなることが多い荒城だが、今日はやけにそれがひどいようだ。

現場でうつ伏せになって倒れている女性は50代前半、頭髪に血の痕が確認できた。

鑑識作業が終わり、被害者の顔を確認すると額の中央部が薄紫色に内出血している。

像で頭を打ち、その反動で倒れた時に地面で擦ったのではと考察したが、遺体の顔には土も砂もついておらず、倒れる時反射的に顔を手で庇ったのなら文字盤の風貌に額紋がついているはずと考察された。

死体発見から10日後に額のアザについて3つ判明した。

1.風防には額紋がついておらず、時計に打ってできたものではない
2.事件直前に立ち寄ったコンビニ店員の証言から、ピーマートに寄った際にはついていなかった
3.ブロンズ像からも額紋は検出されていないので像にぶつけたわけでもない

ではどこでこのアザがついたのか、思考を巡らせているとまた胃が痛み出し、病院へ訪れると医者の言葉からある事をひらめく。

医者から『痛んでいると感じる場所と痛んでいる場所は別の場所。』と話しを聞いた時、これを犯罪に置き換えると、殺害されたと思っている場所と殺害された場所も別の可能性に気が付いた。

荒城の推理の通りだとすれば自家用車で小学校まで運んだことになる。美幸の自家用車はセダンなのでトランクに入れて運ばれたとすればトランクのドアに頭をぶつけた可能性が高く、痣の情報と繋がった。

10月15日に翠川小学校で授業参観が行われみゆきも参加するという情報が入り、ここで佐柄のアリバイを崩すこととなった。

授業参観の日、授業を見守る御幸の目には150日ぶりに登校した研人の姿があった。その姿をしっかりと目に焼き付けて教室を後にし、昇降口に向かっている時、荒城から付いてくるよう言われた。

荒城に従って歩き、ついた先はロータリーだった。

そこで荒木が推理を披露。

  1. 美幸は夜中に小学校に忍び込み、金属用の糸鋸でブロンズ像から本を切り取った。
  2. 本は左手の5本指で支えられている形なので簡単に取り外せる。
  3. 諸田を殺害し、ゴルフ場でアリバイを作り、トーチや保護面などの必要な機材を持って学校に戻り、本を溶接した。
  4. 犯行は暗いうちに作業をするとヘッドライトや溶接する際に出る火花が一眼につくので霧が濃い日を狙った。

美幸はしらを切り続けたが、荒城は美幸の車の中を確認して、鑑識の係員は迷わずトランクの扉にアルミの粉をかけた。
そこからは諸田の額紋が出た。

この時初めて彼女は一度蘇生し、トランクの扉に頭をぶつけていた事が判明した。これが決定的な証拠になり、事件は幕を閉じた。

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