みなさんこんにちは。
2022年12月3日に待望のスラムダンク映画が公開されました。
20年以上の時を超えて名作が映画化されるという事で話題となっています!
しかし、この試合内容は多くの方がご存じだと思いますが、描かれ方が凄く特殊かつ、とても素晴らしい作品だったので、映画のストーリー性を意識したネタバレを公開します!
- 宮城リョータの生い立ちとバスケット
- 山王工業戦の描き方
- 宮城リョータのメイン描写
- 最後に驚きストーリー
※細かい表現は間違っている事があります!
※映画のネタバレです。回覧注意!
宮城リョータの生い立ちとバスケット
物語の始まりは宮城リョータの生い立ちから始まります!
宮城リョータ
宮城ソウタ(3歳年上の兄)
妹
母親
宮城リョータは幼少期に沖縄に住んでおり、バスケットを始めたのが兄の影響でした!
兄はバスケットが上手く、宮城リョータの憧れ。
宮城リョータの家族は父が亡くなっており、母子家庭で育ち、兄のソウタはバスケを通じてリョータの面倒をみていたことが描かれています
兄の死
宮城リョータは兄のソウタ『1ON1』でバスケットの練習をしていました。
ある時、ソウタがリョータとの1on1を辞めて、船で友達と魚釣りに出掛ける際、幼い宮城リョータは一緒に連れて行ってもらえず沖で兄に向って泣きながら『もうかえってくるな~~』と吐き捨てます。
描写としては単純に1on1に負けて悔しい弟が泣いてわめくようなよくある兄弟喧嘩。
しかし、この言葉を言い捨てたあと、船の事故によって兄ソウタは亡くなりました。
兄の目標は山王工業に勝こと
宮城ソウタとリョータの重要なシーンとして2人のやり取りがあります。
沖縄のとある二人の秘密基地の洞窟で、月間バスケット雑誌を読んでるソウタとリョータはこんな会話をします。
リョータ:『ソウタは山王工業に行くの?』
ソウタ:『どうせなら山王工業に勝つ!だな』
これが、宮城リョータが兄を失った後にバスケを続け、そして山王工業との闘いで描かれた宮城リョータ視点のストーリーの原点となります!
親子関係
兄のソウタが無くなった後。ギクシャクした親子関係も描かれています。
兄がバスケットをやっていた事もあり、宮城リョータのがバスケットする事に対して母親が兄のソウタを思い出してしまうという心苦しい描写もあります。
インターハイへ行く前日に宮城リョータが母親へ宛てた手紙のシーンは感動しました。
ソウタが無くなった後、バスケットだけが生きがいでした。
バスケットをしているとソウタを思い出し辛くなると思った。
だけど、一度たりともバスケットを辞めろとは言わなかった。
バスケットをやらせてくれてありがとう!
兄ソウタが死んだあと1度もリョータのバスケットの試合を見に行っていないと思われる親子関係でしたが、手紙を読んだ後、母親は山王工業戦を見に行ったシーンが描かれています!
最後の1分で山王工業のゾーンプレスをかいくぐるシーンで母親が『いけ!』と心で叫ぶシーンにはグッときましたね!
宮城リョータと三井の出会いと喧嘩
漫画では宮城リョータと三井寿と喧嘩したシーンがありますが、その詳細が描かれています。
宮城リョータは神奈川に引っ越してきた後、中学1年生の時に三井寿と会っています!
友達もいない宮城リョータが一人でバスケットをしていると、兄ソウタと同じように1on1をやろうと声をかけてくれたのが当時中学2年の三井寿
湘北高校に入った後、バスケを頑張る宮城を呼び出して喧嘩するシーンが描かれますが、その後二人そろって再入部するシーンはスラムダンクファンなら気になっていた内容ではないでしょうか!
映画の山王工業戦はどんな感じ?
山王工業とのストーリはほとんど原作通りです!
個人的にはこれほど忠実に再現してくれるとは思いませんでしたし、とにかくスピード感ある描写と音楽の使い方、シーンの作り方などが素晴らしかったと思います。
宮城リョータ視点の映画とはいっても、試合内容は漫画と同じで各プレイヤーの描写がしっかりと描かれている事も面白かったです。
序盤はスタートの奇襲作戦程度でほとんどない状況。
また、試合開始前ほとんど描かれてなく、映画では試合と宮城リョータの生い立ちが交互に描かれる展開となります!
2時間映画の1.5時間は後半戦、残りの0.5時間は生い立ちといっても過言ではないでしょう!
安西先生の存在感がかなり印象的で、監督としての凄さが凄く伝わってきたのも楽しい要素の1つでした。
試合終盤のシーンは数十秒間無音シーンで描かれており、手に汗握る素晴らしい演出だったと感じました!
もう、絶対に劇場で見てほしいですね。
話だけでは楽しさは半分程度だと思います。シーンごとの音や演出は本当に楽しかったので迷ってる方は是非劇場へ!
宮城リョータのメイン描写
山王工業戦は多くの選手がそれぞれのストーリーで描かれており、基本的に全員主役級になるわけですが、ここでは宮城リョータが映画でどのように描かれるのかポイントは紹介します!
- 自身を付けるシーン
- ゲームリーダーへ進化するシーン
スラムダンクを読んだ人は分かると思いますが、最初の難関は後半最初のゾーンプレスです。
ここで20点差が開くわけですが、ここで宮城リョータの生い立ちと合わせて上手く描かれています。
ゾーンプレスのシーン
宮城リョータはピアスをしている少し不良っぽい印象を受けますが、実は凄い怖がり。
山王工業戦のゾーンプレスでも『自分は勝てるのか?』という不安なシーンが上手く描かれていました。
唯一、試合前の描写として描かれたのが宮城リョータの回想シーンです。
日本一のPGと戦う自分がビビっている事をあや子へ打ち明ける!
あや子は話を聞き『怖くなったら手のひらをみよう』とリョータへ約束事を伝える
マネージャーのあや子がリョータの手のひらに『Noガード』と書いた背景も、こういったやり取りがあったからだという事がわかりました!
沖縄にいた頃から、兄ソウタと比較されてきたリョータの心内がよく伝わってきたシーンです!
ゾーンプレスを突破し、ゲーム中で自信を付けていく姿がとても印象的です。
チームをまとめるPGへ
多く描かれているのがチームの打ち合わせシーン!
山王工業のPG深津と宮城リョータの対比が上手く描かれている
PGというのはコート上の監督とも言われ、チームを引っ張るポジション!
ゲーム中、山王工業のPG深津がチームメイトを集めて都度チームを引っ張る姿が描写されていました。
この描写と対比されるような形で、宮城リョータが後半開始から終盤で明らかにPGとしてチームを引っ張るような姿へ変貌していきます!
ゲーム残り1分の場面では漫画で描かれてなかった映画オリジナル部分があります。
それは、宮城リョータがチームメイトを集めて『俺たちならできる!』と声をかけチームを舞妓するシーン!
エンジンを組み、声掛けをキャプテンのゴリに頼むが、ゴリが無言で『お前が声を掛けろ』と合図するシーンが最高でした!
それがこちらの『1・2・3』というシーン!
宮城リョータがPGとして、バスケット選手として成長したシーンとなりました!
その後、試合の内容は同じですが、試合終了後いくつか面白いシーンが描かれているので紹介します。
最後に驚きストーリー
今回驚きのストーリーは個人的に2つあります!
- 沢北栄治が泣き崩れる
- 海外挑戦
どちらも驚かされたシーンだったのでお伝えします!
試合中、沢北栄治が神社でお祈りする回想シーンが放送されます。
この言葉は、アメリカ行きが決まっていた最後のインターハイへ向けた沢北栄治の気持ちだと思います!
この『やり残した事』というのが、『負ける経験』という事に繋がります!
『負けたことがあるという事がいつか大きな財産になる!』
山王工業の監督がこの言葉を残すシーンは漫画でも描かれていますが、この言葉を聞いた後、沢北栄治が声を出して泣き崩れるシーンがとても印象的でした!
そして、試合終了後、沢北栄治はアメリカへ留学したシーンが描かれます。
高校で留学したのか、大学からなのかは描写から判断できませんでした!
アメリカでは身長が低い方でPGやSGというポジションを任されている事が描写されます。
そして、最後にアメリカで試合に出場するシーンが描かれました。
その相手は、流川楓・・・ではなく、
宮城リョータ
対戦相手のPGが宮城リョータだったのです。
実は、今回の山王戦でもう1つ印象的に描写されていたシーンがありました。
それは、宮城リョータと沢北栄治が『同じ2年生』という対比!
宮城リョータはインターハイ後に湘北のキャプテンになっている事が漫画で描かれている事から、恐らくアメリカでの沢北栄治との対戦は大学のものであると思います!
兄が成し遂げたかったバスケットの道を宮城リョータが歩んでいくというストーリーの中に色々な要素が組み込まれた映画となっており最高でした!
まとめ
2022年12月3日公開のスラムダンクの内容をまとめます。
- 宮城リョータを主軸とした作品
- 山王工業戦と宮城リョータの生い立ちや母親との関係が描かれている
- 山王工業戦はほぼ原作通り
- 宮城リョータが兄のソウタの思い背負って望むインターハイの描写だった
- 宮城リョータは将来アメリカで沢北栄治と対戦する!
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