みなさんこんにちは。
2023年2月15日に放送される「世界の何だコレ!?ミステリー」で、明治時代の1887年に熊狩りに山に入った猟師5人が謎の遭難事故で亡くなりました。
それが何だったのかについてのネタバレをしたいと思い、調査してみました。
- 1887年南魚沼の新潟猟師5人遭難事故の真相ネタバレ
- 新潟猟師5人遭難事件に似たロシアディアドロフ事件とは?
今回は1887年に起きた不可解な新潟猟師5人の遭難事故について調べます。
1887年南魚沼の新潟猟師5人遭難事故の真相ネタバレ

起きた日時:1887年(明治20年)4月1日〜
場所:新潟県南魚沼郡清水村寶川(宝川)付近の山
事故にあった人:阿部五郎平、阿部勝五郎、阿部正吉、小野塚文造、小野塚文吉
目的:熊狩り
結果:全員死亡
1887年4月1日に熊狩に出かけた猟師5人は、南魚沼郡清水村の住民でした。そして、この時、2斗の米(30kg)を持って行ったことがわかっています。
この辺りは豪雪地帯で、山に入るには険しい峠を通って行かないとならなかったそうです。
しかし10日過ぎても帰って来ないため、ついに捜索隊を出しました。
その結果、5人が死んでいるのを発見、その際、警察が見たところ、手の色だけ全員紫色に変わっていたが、他には傷もなく、小屋にはお粥が残っており、米も15kg残っていたのです。
1人は小屋で火元に突っ伏して死んでいて、1人は小屋から100m離れたところに仰向けに死んでいました。そこから50mくらい離れたところに残りの3人が仰向けで死んでいたのでした。
そして全員の手が異常な紫色だったということと、小屋で見つかったリーダー格の男以外は、全員上半身裸で死んでいました。
現在のように解剖して原因を突き止めるということはまだなかったので、死んだ時の状況から、
- 争った跡がない
- 小屋の中の1人は火を起こそうと努力したがつかずに寒さから死亡
- 残りの4人は狩りから帰ってきて服が汗で濡れていたことから低体温症を起こし意識障害が始まり、暑く感じるようになり、外に出て服を脱いでそのまま死亡した(矛盾脱衣=凍死者に見られる現象)
と見られています。
しかしなぜ手が紫色になっていたのかは確定した理由がわかっておらず、番組で公表されるかも知れません。
紫色になっていたということで、考えられるのは、「レイノー現象」が起きたのではないかということです。
レイノー現象というのは、
レイノー症候群は,寒冷刺激や精神的ストレスに対する反応として手の一部に生じる血管攣縮で,単一または複数の手指に可逆的な不快感および変色(蒼白,チアノーゼ,紅斑,またはこれらの組合せ)がみられる。
https://www.msdmanuals.com/

というもので、これになっていたのではないか?と予想します。
番組で他の理由が説明されたら、そちらを追記させていただく予定です。
実はこの事件はロシアディアドロフ事件に似ていると言われています。どう違うのか、またどこが似ているのか調べてみました。
新潟猟師5人遭難事件に似たロシアディアドロフ事件とは?
ディアドロフ事件とは?
起きた日時:1959年2月2日
場所:ソ連ウラル山脈ホラートシャイフル山
何が起きたか:登山をしていた男女9人が不可解な死を遂げる
結果:ー30度なのに全員が裸足で外に出ており、バラバラの場所で死んでいた
この時亡くなっていた人の中には、眼球がなかったり、舌を失っている人がいたり、2体に頭蓋骨骨折、2体に肋骨骨折、数名の遺体からは高い放射能が検出されていました。
それから全員の身体が茶色く変色していたのと、下着姿の男性がいたということです。
眼球がなかったり舌を失ったりということは、死んだ後で野生の鳥や動物に襲われるとそういうことがあるそうなのですが、他に考えられるのは矛盾脱衣くらいで、茶色に変色というのは雪山で陽に当たると日焼けすることから、それが原因なのではないかと考えられています。

結果的には、前にキャンプした場所に残っていた日誌や食料から、進んだ場所が誤って進んだ位置に新しいキャンプを作り、雪崩があり、そこでバラバラになって死んだと見られています。
事件のあった夜、事件の発生地点から南に50キロ離れた場所にいた別のトレッキング客の一行が、北(おそらく、ホラート・シャフイル山の方角)の夜空に奇妙なオレンジ色の光球を目撃したと報告している。R-7大陸間弾道ミサイルを発射した光であったことが、エフゲニー・ブヤノフ (Евгений Буянов) によって証明されている。
https://ja.wikipedia.org/
核ミサイルによる被ばくなら通常の2倍程度の放射線量では済まず、その程度の量なら大気汚染でもあり得ること(実験場から放射線が届いた可能性も)である。
https://ja.wikipedia.org/
他に1959年に公式の死因審問を率いていた警察関係者、レフ・イヴァノフ (Лев Иванов) の1990年代に出した本によると、
地域の高級官僚から、死因審問を中止して捜査チームが見た「飛行する球体」に関する資料を機密にするよう、直接指示を受けたというのである。イヴァノフ個人は、何らかの超常現象、具体的に言えばUFOなどが起きたことを信じているという。
https://ja.wikipedia.org/
ということで、ソ連の方の事件は、何か不可思議なことがあったのだろうとも考えることができますが、日本の新潟の猟師遭難事件は、低体温症による凍死だとほぼ思えてしまいます。
放射能を浴びて死んでいたっていうところが、超常現象が起きた可能性を窺わせるんですよね。
でも個人的には、実際に雪崩で死んだのだろうと納得できてしまいました。そういう意味では、不可解だったけれども低体温による死去ということで、似ている理由になりますね。
まとめ
今回は、1887年に新潟の南魚沼郡で起きた猟師5人の遭難事故について調べました。
- 新潟猟師5人遭難事件は、低体温症による凍死と見られる
- ディアドロフ事件は、色々不可解なことがあるが、雪崩で死んだと思われる
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