2022年8月18日の「奇跡体験!アンビリバボー」で、「小さな手のリレーが起こす奇跡」が放送されます。
この話は絵本にまでなった奇跡の実話です。今回は奇跡の体験者、山崎浩敬さんと彼を支えた小学校について紹介します。
- 小さな手のリレーが起こす奇跡とは?
- 女の子が和歌山大学教育学部附属を卒業した後は?
- 作文で大賞を受賞
- 子供たちに再会する
- 子供たちが手伝いをしてくれた理由
- 山崎さんの現在
- 絵本「バスが来ましたよ」になる
これらを確認します。
小さな手のリレーが起こす奇跡とは?
この話は、難病で視力を失った和歌山市職員の山崎浩敬(ひろたか)さん(60)が、10年以上に渡り子供たちに助けてもらったという話です。
山崎さんが32歳の時、1994年に山崎さんは目の病気である「網膜色素変性症」にかかってしまいました。
どんどん視力が落ち、それまで通勤に使っていたバイクにも乗れなくなりました。2005年に1年間休職して、点字の読み方や、パソコンの音声入力、白杖の使い方などを学ぶ生活となります。
【バスの乗り降りが課題に!】
初めは息子が小学校に通うときに、乗降の手伝いをしてくれていましたが、学校を卒業する日がやって来てしまいました。
そしてついに一人でバスで通勤する日がやって来ました。とても不安だったそうです。
不安ながらもバス停で一人でバスを待っていると、「バスが来ましたよ」という声と同時に腰に小さな手が当てられました。
女児児童は、「入り口は右側です。階段がありますよ。」と声をかけたそうです。
バスで通学する和歌山大学教育学部附属小学校の女の子でした。この優しい少女はその日だけたまたま声をかけてくれたのだと思ったら、このサポートを毎日卒業するまで続けてくれました。
女の子が和歌山大学教育学部附属を卒業した後は?
女の子が卒業する時、妹に役目を委託してくれた!
この少女は学校を卒業する時、山崎浩敬さんの事をフォローする為に妹にその役割をお願いしたのでした!
その後も、このサポートは学校の友達へ引き継がれていき、それから10年以上、小学生たちが変わりがわりにバス乗降の手伝いをしてくれたのです。
山崎さんにとっては、乗降を助けてもらうだけではなく、毎日子供と話をするのが楽しみだったと話します。
また、山崎さんが何も言わなくても次の人を子供たちが決めてくれたことが、更なる感動を呼びますね。
作文で大賞を受賞
山崎浩敬さんが『あたたかなちいさい手のリレー』という作文で大賞を受賞!
山崎浩敬さんは感動してそのことをパソコンの音声入力機能を使って綴り、「小さな助け合いの物語賞」をテーマにした全国信用組合中央協会主催の作文コンクールに投稿し、大賞を受けました。
山崎さんの作文のタイトルは「あたたかな小さい手のリレー」といいます。

「教わるのではなく、始めた親切。それをみていた周りが、何も言わないのにやってくれる」これが最高賞をとった作文でした。
その賞金を使って、視覚機能を向上させる教材を購入し、それをこの子供たちが通う和歌山大学教育学部附属小学校に寄付しました。
子供たちに再会
寄付を贈呈するために訪れた和歌山大学教育学部附属小学校で、支えてくれた子供たち4人に再会しました!
コロナのため時差出勤でずっと会えなかったので、10ヶ月ぶりに会ったのです。すでに卒業している子も会いに来てくれていました。
初めの小学生の女の子は中学生になっていて、その1歳年下の妹、さらにその下の妹、そしてその友人が一緒に山崎さんを支えてくれていました。

山崎さんは支えてくれたのは4人の女の子たちだとずっと思っていたのですが、この女の子の前にも3年間、支えてくれていた子がいたことや、実際は誰かが学校を休むと別の変わりの児童が助けてくれていたことを知りました。
「そのことを知って、ますます温かい気持ちになりました」と山崎さんは語っていました。そして女の子たちも「早くコロナが収まって一緒にバスに乗りたい」、「ずっと会えなかったので、元気か心配していました」と話していました。
子供たちが手伝いをしてくれた理由
『困ってる人を助けなさい』という母親の教育が奇跡を生んだ!
そもそも、この女の子はなぜ山崎浩敬さんのサポートを自発的に行ったのでしょうか?
この理由は、彼女たちの母親の素晴らしい教育があったからだそうです!
3姉妹の女の子たちは、母親から「困っている人を助けなさい」と言われてきたと話していました。人と人が支えあう重要性を幼少期に教えると、素晴らしい子に育つんですね(^^)
妹の友人は、このことをきっかけに将来は障害のある人を支える職業につきたいと思うようになったそうです。
山崎浩敬の現在は『絵本』を作った!
山崎浩敬さんは定年後に絵本作家の木村美幸と『バスが来ましたよ』という絵本を出版しています!
山崎さんは、目の病気で仕事を辞めようと思ったこともありますが、子供たちのおかげで定年まで頑張れたそうです。
2022年3月、山崎さんは60歳になり、無事に定年しました。
その後、この話を聞いた絵本作家の木村美幸さんが、この話を絵本にすることを考えました。木村さんは山崎さんと一緒に何度もバスの乗り降りを体験しました。
そして話を絵本にしました。絵本画家の松本春野さんが絵を描きました。「何も言わないのに受け継いでくれた。人はなんと素晴らしいのでしょう。」
絵本は今年の6月にアリス館から出版されました。
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