2022年9月6日の「ありえへん♾世界」で、ヤーラ殺人事件が取り上げられます。
このイタリア史上最悪の事件がどんな事件だったのかネタバレして詳しく調べてみました。
- ヤーラ殺人事件のネタバレ
- ヤーラの失踪と捜査内容
- DNA捜査で犯人特定
- 犯人の現在は?
これらを確認します。
ヤーラ殺人事件のネタバレ
- 事件日:2010年11月26日
- 被害者:ヤーラ・ガンビラシオ
- 死因:撲殺
- 犯人:マッシモ
- 判決:終身刑
2010年11月26日にイタリアでヤーラ ガンビラシオ(13)が頭部を何かで殴られて死亡した事件が発生しました。
スポーツセンターから700m離れた自宅に帰る途中でいなくなり、翌年の2月に10km離れた場所で遺体が発見されました。
当初、モロッコ人に容疑が掛かりましたが、ヤーラの身体についていた血液のDNAが合致した証拠から建築業のマッシモ ジュゼッペ ボセッティが逮捕されました。
判決は有罪で終身刑でした。
DNA鑑定が私生児であることなどを含め非常に難航を極めた事件でした!
どんな事件だったのか詳しく確認していきましょう!
ヤーラの失踪と捜査内容
まずは登場人物を紹介します!
被害者:ヤーラ
家族:父母
兄妹:姉1人、弟2人
検察官:レティシア ルゲッリ
友人:マルティナ
誤認逮捕:モロッコ人
犯人:マッシモ
2010年11月26日17時15分、ヤーラは翌日の体操競技会で使う音楽レコーディングをジムにいる指導者に渡すためにジムに向かいました。
家からジムまでは数百メートルしか離れていなかったため、彼女一人で出かけました。
しかし夜19時になっても帰ってこないため、両親が心配し始めました。19時11分に母親がヤーラの携帯に電話しますが、誰も出ずに留守番電話にすぐに回されました。
19時半になり、父親が警察に電話しました。
警察は電話を検察官のレティシア ルゲッリへ繋ぎ、内容を確認しました。

すぐに州警察と軍警察をヤーラの家があるブレンバデ ディ ソプラに行かせてヤーラの捜索を始めます。ヤーラの住む街は人口が8000人の小さな町で、ミラノから北へ1時間入った田舎町でした。
警察はすぐにジムの指導者と話をして、ヤーラがジムにきて少し練習して帰っていったことを把握しました。
最後にヤーラと連絡をしたのは18時44分に友達のマルティナで、ヤーラが彼女にテキストを送っていました。
そしてルゲッリが警察犬を派遣したところ、警察犬はジムからヤーラの家に行かずに反対側の方向のマペロという集落に向かって行きました。
ヤーラが最後にマルティナにテキストを送ったのは、そのマペロという町からでした。
ヤーラの捜索
- 事情聴取の手がかりはなし
- 電話盗聴捜査により1人の容疑者浮上
- モロッコ人が逮捕されるが誤認!
- モロッコ人は釈放される
翌日から警察はヤーラの家族一人ひとりに事情聴取しました。ヤーラには15歳になる姉と2人の10歳以下の弟もいましたが、姉弟も対象だったそうです。
警察は家族に何か秘密やがないか探しましたが、ヤーラの父親は尊敬されている建築士で、母親は学校の教師をしており問題は何もありませんでした!
検察官のルゲッリはその後、15000人の電話を盗聴するという捜査に変更しました。すると、あるモロッコ人男性の容疑者が浮上しました。
モロッコ人の男性は「神様、私は彼女を殺していません」と電話で話したことがわかり、その男性を逮捕します。
しかし、その盗聴内容の言語翻訳が間違っていたと発覚し、彼は解放されました。
遺体発見
- 2011年2月26日に遺体を発見
- 捜査開始から3ヶ月後だった
- 自宅から10km離れた場所
- 石灰、ジュートが被害者の体に付着
- 建築関係者を中心に捜査
- DNA捜査を開始
2011年2月26日、ヤーラがいなくなってからちょうど3ヶ月目に、ヤーラの家から10km離れた街シグノロで、ヤーラの遺体が発見されました。
現場でルゲッリはヤーラが着ていたと言われていたジャケットと、ハローキティのシャツを確認しました。
その他に、ヤーラのipodや家の鍵、simカードなどが発見されました。携帯電話そのものは発見されませんでした。
検死の結果、ヤーラは性的被害には合っていなかったことが分かっています。

彼女の遺品からはいくつかの血液が採集されDNAが確保されました。このDNAサンプルはIgnoto1と名付けられました。
ヤーラは体中にいくつも鋭い機材で刺された後があり、頭には大きな傷もありました。死因はこの傷がだと考えられています。

他にも、石灰、ジュート(帆布)が身体に付着している事も判明しています。この結果から捜査陣は建設業の人間が関わっているのではないかと考えました。
そしてヤーラの家族、友人、学校関係者、などできるだけ多くの人のDNAを採取し適合しないか調べ続けました。
そして、ヤーラが発見された場所の近くにあるナイトクラブに出入りする1人の男性Aが、Ignoto1によく似たDNAを持つ事が判明しました。
しかし、その人物はヤーラがいなくなった日、南米にいたことから、彼の親戚に犯人がいると推測されました。
DNA捜査で犯人特定
犯人:マッシモ ジュゼッペ ボセッティ
警察はDNA捜査で得たヒントを元に、彼の親戚一同のマップを作製しました。一人一人捜査していく中で、一家は村住民全員が同様の苗字を持っている状態であり、捜査は困難を極めました。
Aの関係者を捜査する中で、Aの父親の兄弟とつながりがあると判明。当時その兄弟が親戚に送ったハガキや切手から同様のDNA解析を実施。
その結果、兄妹の息子が犯人だと断定されました。
この息子こそが42歳の、建設業に努めるマッシモ ボッセッティでした!
彼は、結婚して3人の子供を授かった事が分かっています!
2014年6月15日マッシモが逮捕されてから、状況証拠が次々と発覚!
携帯が当時あった場所などがヤーラのいた場所と一致していたり、思春期の女性をインターネットで検索するなどの履歴も残っていました。
マッシモはよくヤーラの家の周りを運転して回っており、さらにジムの裏にあるピザ屋の常連だったので、周辺の状況に詳しかったと推測できます。
犯人マッシモの判決と現在!
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