9月6日放送の「ザ!世界仰天ニュース」で横山やすしさんの特集が組まれます。西川きよしさんと共に「やすきよ漫才」として20世紀を風靡した横山やすしさん。
今回は彼の生涯や彼とダウンタウンとの関係、競艇への愛について見ていきましょう。
- 横山やすしの伝説まとめ
- 横山やすしが愛した競艇
- 横山やすしとダウンタウンの関係
これらについて見ていきましょう。
横山やすしの伝説まとめ

横山やすしさんといえば自由奔放な発言と行動でいつも周りをヒヤヒヤさせていました。
飲酒運転で2年の謹慎を食らったり、酒を飲んでテレビに出演したり、劇場までボートで道頓堀を移動するなどその行動には毎度驚かされましたよね。
今回はそんな伝説の中で注目された下記3つを紹介していこうと思います!
- 深夜の物干し竿事件
- 銀座エレベーター騒動
- 酒気帯び運転
それぞれ見ていきましょう!
林家木久扇師匠、深夜の物干し竿事件

- 昭和40年の出来事
- 林家木久扇と出会う
- 連絡先交換時に自宅を知られる
- 横山やすしが木久扇の自宅へ
- 不法侵入して夜中に木久扇を連れ出す
林家木久扇さんと横山やすしさんが出会ったのは昭和40年代でした。都内でのテレビ収録の休憩中、一人で外を眺める横山やすしさんに対して林家木久扇さんは「どうですか、東京は」と声をかけました。
そこから連絡先を交換し、「飲みにいきましょう」と言葉を交わして別れました。
事件はその数日後に起こりました。ある日の夜、林家木久扇さんが寝ていると自宅の電話機が鳴りました。
「横山やすしや!六本木に飲みに行くで。出てこんかい!」
林家木久扇さんは住んでいたところが遠かったこともあり、「すみません、明日早いので」と断りました。
電話を切って寝ていると、外でタクシーが止まる音がしました。深夜2時前くらいのことです。連絡先を渡したときに住所も書いてしまっていたのです。
「ここや、ここや!」という聞き慣れた声が聞こえ、居留守を使っても「こら!出てこんかい!」と叫び、さらに塀を超えて庭に侵入し、物干し竿で窓を叩き始めました。
「こら!顔見せんかい!」
観念して窓から顔を出すと、「おるやないか!こら、六本木行くで!」とそのままタクシーに乗せられてタクシーは六本木に向けてUターンしたそうです。
それ以降横山やすしさんが東京に来るたびに酒の席に強制的に呼ばれるようになったそうです。
銀座クラブでのエレベーター騒動

- 銀座クラブの帰宅時の出来事
- 木久扇と飲んでいた
- 帰宅時、エレベータに乗れず一般人に暴言
- 木久扇が土下座して謝る
これも林家木久扇さんとのエピソードです。
この騒動は二人が銀座のクラブから帰るときに起きました。二人がエレベーターに乗ろうとすると、満員で乗れませんでした。
それに腹を立てた横山やすしさんは閉まりかけているドアに足をかけてドアを開けてこう怒鳴りました。
「こらぁ、なんぼのもんじゃい!ワシはな、月収2000万や。お前ら80万か100万か知らんけど、2000万が乗れへんのに、なんで80万、100万が乗っとるんや。降りんかい!」
そう怒鳴るとドアや乗客を蹴り、乗客を下ろしました。
林家木久扇さんと横山やすしさんが乗り込んだエレベーターが一階に到着し、開いたドアの先には先ほど下ろした人たちが待ち構えていました。
「失礼だろう!なんで人を蹴ったりするんだ。理由を説明したまえ」
と抗議されますが、それでもなお横山やすしさんは2000万やで!この80万が!」と叫んでいました。
そこで林家木久扇さんが「でき上がっていて、本人は何を言ってるか分からないんです。本当に申し訳ありません」と土下座したそうです。
どちらのエピソードも林家木久扇さんが振り回されっぱなしでかわいそうです。
酒気帯び運転「横山やすし」
- 酒気帯び運転でバイクと接触事故
- 運転手に軽傷を負わせる
- 吉本から解雇通告
- 警察へ飲酒量を多めに嘘を付く
不祥事が度重なり、「次不祥事を起こしたら契約解除だ」と吉本興業から通告を受けた矢先、横山やすしさんは酒気帯び運転によりバイクとの事故を起こし、運転手に軽傷を負わせました。
しかしこの事故について横山やすしさんはあまり重く見ておらず、会見では「決して、わざわざ事故しようと思ってやったのと違いますので、ひとつ宜しくお願い致します」と軽く語っていました。
しかし事務所から解雇を言い渡されると、「やめる、もう漫才やめる」と嗚咽しながら話しました。
この酒気帯び運転の時、横山やすしさんはブランデーをボトル1本半飲んだと話していましたが、息子の一八さんによると実際はビール一本しか飲んでいなかったそうです。
実は横山やすしさんはお酒が弱く、家では飲まない日もあるほどでした。
このときもビール一本で酔っ払って事故を起こしてしまいましたが、一八さんがなぜそんな嘘をついたのかと聞くと「ビール1本で事故じゃ、カッコつかんやろ」と話していたそうです。
この他にも横山やすしのカッコつけエピソードは沢山あります。俳優がイメージを守るために演じるように、横山やすしさんも「ケンカっ早くて、酒好き、女好き」の横山やすしを演じていたんですね。
酒に弱くて、寂しがりやで、家族が大好きな素の木村雄二に戻ることができたのは家族の前だけだったそうです。
ここまで3つの伝説エピソードを見てきました。かなり破天荒でたくさんの人を振り回してきた人なんですね。
しかし、素の木村雄二さんはやさしくて可愛らしい一面もあったり、いい意味で人間臭くて矛盾した人だったようです。
横山やすしが愛した競艇

- タクシー運転手への暴行
- 2年4ヶ月の謹慎処分
- 謹慎中にボートレースに参加
- 横山レーシングチームを作る
順風満帆な芸人人生を歩んでいた横山やすしさんでしたが、タクシー運転手への暴行事件で二年四ヶ月の謹慎処分を受けました。
謹慎をくらった横山やすしさんが熱中したのはボートレースでした。本職のレーサーを志したこともありましたが、視力が足りず断念しました。
さらに、最盛期にはメンバー20人以上の「横山・レーシングチーム」を作るなど、そののめり込み具合は半端なものではありませんでした。
ボートレースの魅力について横山やすしさんはこう語っています。
レースの楽しみいうか、魅力は人に勝つことやな。
極端な言い方やけど、これ、おもろいで。生命かけて走る、このレースそのものが男の野望を燃えつきさせるいうんかな。
だいたいが病み付きになる方やさかい、いったん飛びついて、やりはじめたからには一等にならんことには、おさまりつかへん。
男の意地やな
出典:https://books.bunshun.jp/articles/-/1208
一等を目指した結果、自分がレーサーにまでなろうとしてしまうなんて、並大抵の「病みつき」具合ではなさそうですね。
さて、ここまで横山やすしさんの人生をざっくり振り返って見ました。本当に破天荒な人生だったんですね。
この人生に振り回された人はどれほどいるのやら。もはや想像もつきませんね。
しかし、これだけ無茶をしていても伝説の漫才師として亡くなった今でも尊敬され続けている横山やすしさん。
どれほどの実力者だったかなんて言うまでもないですね。
そんな、横山やすしさんですが、現在芸能界の大御所となったダウンタウンと因縁があるようです!
横山やすしとダウンタウンの因縁とは?
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