みなさんこんにちは。
女優の米倉涼子さんが、ブロードウェイミュージカル「シカゴ」に挑戦することが発表されました。
テレビ、ネットニュースをはじめ、スポーツ紙からSNSまで、様々な媒体で話題になったのは記憶に新しいですよね。
今回は、「1人の女優がミュージカルに参加するお知らせ」でなぜこんなにも話題になるのか、何がすごいのかについて紹介していきたいと思います。
- シカゴってどんなミュージカル?
- 米倉涼子出演のシカゴが酷評と言われるわけとは?
- 出演は4回目!実際の評価は?どれだけすごいの?
- なぜ米倉涼子はシカゴに挑戦するのか?
- 米倉涼子にとってシカゴとはどんな作品?
- 公演概要
シカゴってどんなミュージカル?

- 1920年代のシカゴが舞台
- 女性殺人犯の裁判とメディアの関係を描く
- 1975年~1977年で936公演
- 1996年以降、史上最長の再演記録
『CHICAGO』はアメリカの中でも有名なミュージカルです。
名曲ぞろいのミュージカルの楽曲、超一流のダンサーが集まりヒットを繰り返してきた、「ブロードウェイを代表する作品」といっても過言ではありません。
また米倉さんは、2012年、2017年、2019年と過去に3回この作品で主演を飾っており、今回も同じ役柄で主演を務めます。
約10年前から米倉さんはこの作品に触れてきたことになるため、ご本人が30代から40代へと変化することで見えてくる役柄への変化や深みも楽しみですね。
米倉涼子のシカゴはなぜ酷評?

実は、米倉さんのシカゴは人気や応援の声に溢れる一方で、一部では悪い評価を受けていることでも有名です。
具体的にどんなふうに酷評されているか調べてみると、
- 英語の発音が悪い
- ダンスが下手、本場と比べると見ていて恥ずかしくなる
- オーディションなしで出演しているのは事務所の力
などとかなり厳しい声を見かけました。
英語の発音についてはやはり、日本に拠点を置いて活動している人と海外に拠点を置いて活動している人では差が出てきてしまうんでしょうね。
シカゴの評価はどれだけすごい?

- 米倉涼子は日本人初のブロードウェイ4度出演
- 記念すべき年の作品を任された
- ロキシー役はアジア女性初
先ほども述べましたが、米倉さんはシカゴに過去3回出演しています。
酷評もあったようですが、私は米倉さんがシカゴに出演できたのは彼女の実力あってこそだと思っています。
20周年作品に抜擢
例えば2017年には20周年アニバーサリーイヤーというシカゴとしての記念すべき年に2回目の出演していますし、2019年の出演発表の際には、プロデューサーからコメントも寄せられています。
『シカゴ』が文化や人種の壁を乗り越え、これほどまでに世界的発展を遂げることができたのも、涼子なしには考えられません。
(中略)
我々『シカゴ』が女優人生に関われたこと、大変光栄に思います。
『シカゴ』は今年22周年を迎え、アメリカ作品のミュージカルとしてブロードウェイ、ウエストエンドにおいて最長ロングランを記録し、
世界36ヵ国、500以上の都市、12言語で上演されてきました。
この記録的ロングランの中で、キャスティングにおける多様性を広げられたことは我々の大きな誇りです。
引用:https://spice.eplus.jp/articles/225199
文化や人種の多様性を広げるうえでも米倉さんは大きな役割を果たしたということです。「女優として」どころか同じ日本人として誇らしくなりますね。
事務所独立後も活躍
中にはブロードウェイ主演は事務所の力ではないかなどといった声が上がったこともあります。私にはその真偽はわかりませんが、今回は確実に事務所の力ではないと思います。
米倉さんは2020年に事務所を退所し、独立しました。独立後に出演したバラエティー番組では仕事が減ったことも告白しています。
そんな中再びブロードウェイ主演のオファーが来たということは、事務所ではなく米倉さん自身の魅力が仕事を引き寄せたのではないでしょうか。
数々のドラマで見せてきた彼女の演技力やスター性が、本場のキャストと並べると判断されてきたが故の主演という位置なのだと思います。
なぜ米倉涼子はシカゴに挑戦するのか?
米倉涼子さんは日本では十分すぎるくらいに有名な女優さんです。
主演ドラマは多数あり、中でもDoctor-Xシリーズはseason7まで続き、幅広い世代から愛されていますよね。
一方で、ブロードウェイの舞台はギャラも安く、自分の名前が通らないかもしれない場所。
では、なぜ彼女は海外に挑戦しようとしているのでしょうか。
好奇心が消えたら終わりだと思っています。個人事務所「Desafio(デサフィオ)」の名のとおり「挑戦する」ということを大事にしたいです。
2022年1月13日から全世界同時配信で、Netflix オリジナルシリーズ『新聞記者』に初めて主演します。2022年も新しい挑戦をしたいと思っています。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/925dbf0b20e4c5f900476156811b64086feea64f
個人事務所の名前にもあるように、「挑戦すること」は米倉さんの女優としての大事なポリシーの一つなのではないでしょうか。
好奇心をもって挑戦することが米倉さんの生き方だとすれば、日本のトップ女優の道を歩むだけではなくてシカゴのオファーを受け続ける理由もなんとなくわかる気がしますね。
今の地位も自分の努力で得たもので、決して楽をしているわけではないのにさらに別の場所でも頑張ろうとする姿勢はとてもかっこいいと思います。
米倉涼子にとってシカゴとは?

米倉さんはこれまでの公演で、ロキシー・ハートという役柄をずっと演じてきました。
演じてきた分だけ、ロキシーという女性への思い入れは強いことでしょう。
今回の出演発表に伴うインタビューで、彼女は同作の位置づけを聞かれてこのように答えています。
私の理想に近いミュージカル。人間にはいろいろな部分があります。
かわいらしさ、悲しさ、憂い、鋭さ、そんな相反するキャラクターがひとりの人間に同居していますが、この作品はそんな部分が描かれていて、そこにとても魅かれます。
また、ロキシーの、もっと上に立ちたい、どうにかして生きてやるという思いは、私ともリンクします。隣の芝が青く見えるところも似ているかな(笑)
(中略)
見かけは(もうひとりの主人公の)ヴェルマのほうがかっこいいし、私も最初に観たときにいちばん目を奪われたのは彼女の登場シーンでした。
でもロキシーは途中から出てきて、奪っていくから楽しいんです(笑)。私とは切っても切り離せない、いちばん誇りに思っている役かもしれません。
ロキシーを演じ始めた頃は、チャーミング、チャーミングと言い聞かせながら作っていきましたが、もうだいぶ時間も経っているので、
そういうところを少しそぎ落とし、大人のロキシーを作っていきたいです。
引用:https://www.rbbtoday.com/
この出演が決まってから、あんなにかっこよくて堂々とした姿を見せてくれる米倉さんでも自信満々というわけにはいかなかったそうです。
普段からブロードウェイに立っている人たちと同じようにできるのか、それでもやれるのならやりたいと彼女は出演を決めました。
2012年の時のロキシーと2022年のロキシー、それぞれ違ういいところが見つかりそうでとても楽しみですね。
公演概要
公演の詳細は後日発表されるそうですが、大まかな時期と会場が発表されていますので記載しておきます。
- 2022年11月:アメリカ アンバサダー劇場
- 2022年12月:東京国際フォーラム
まとめ
- 米倉涼子がブロードウェイミュージカル「シカゴ」にて主演
- アジア系女性初の主演、初の日本人4度目の主演などの偉業
- 自身のポリシーの一つ「挑戦」が出演を後押し
- 東京での公演予定もあり
今回は、米倉涼子さんが主演されるミュージカル「シカゴ」についてまとめました。
東京公演もあるとのことなので、宣伝期間も含めてどんどん期待が高まってきますね。
米倉さんの記念すべき新たな挑戦、応援しています!
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